Ibanez BASS STACK BS10 - Hi Power & High end MOD -Maxon GRAPHIC EQ GE-01 - Pure Tone Mod -

2013年05月05日

MAXON SUPER METAL SM-F1 - High quality Overhaul -

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☆★商品情報★☆


■ブランド      MAXON(マクソン/日伸音波製作所)
■商 品 名      Fire Blade SUPER METAL(スーパーメタル)
■品  番      SM-F1
■状  態      High quality Overhaul(高品位オーバーホール品)

★主な仕様★

・電源:DC IN 9V (センターマイナスアダプター/バッテリー)
・LEVEL/GAIN、TREBLE、MID、BASS

★メンテナンス概要★

・ケースを分解し、外部、内部、基盤を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを下記方針に基づいて実施し、劣化部品・破損部品は新品へ更新しました。

★オーバーホール方針★

1.劣化部品の新品交換による音質と性能の回復と寿命の強化
2.定数変更を行なわず、回路に期待された性能を忠実に再現
3.初期に搭載された部品よりも高品位な部品の選定

★オーバーホールに伴う変更点★

1.部品交換箇所の点検
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行なう点検を行ないました。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て高品質な新品へ更新します。
交換の必要の無い箇所は不具合の無い様にメンテナンスを実施します。
機体の性能を新品購入時と同等の状態に改善します。

2.全キャパシタの交換を含む劣化電子部品の交換
電解コデンサーは生産年数から全て寿命を超えているため一式更新致しました。
またフィルムコンデンサーも積層メタライズド中心に変更しています。
セラミック系は劣化の著しいものをJランクの高精度品に交換しています。
新品時と同等の性能に戻すことが目的のため、定数変更は一切行なっていません。
部品の定数は初期搭載のコンデンサーを忠実に再現しています。
搭載したグレードは初期のコンデンサーより上位のランクを使用しています。
MMTやECQV、オーディオグレードケミコン等ハイグレード品種を中心に搭載しました。
また低雑音化も兼ねてICは低雑音選別品種より再選定しました。
 寿命や音色特性に関してはオーバーホール前と比較して劇的に向上しました。
特に電源回路の劣化改善により全体的なノイズレベルやアダプター使用時のムラが少なくなりました。
また、サウンドの抜けの良さも抜群によくなり、大きな広がりをみせるドライブに改善されました。
オーバーホール最大の利点としてこれからエイジングして音色を育てる楽しみも加わります。
これからも長く安定したコンディションでお使い頂けます。

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3.電源LEDの交換
電源LEDを高輝度LEDクリアスカイφ3mmに変更しました。
ゲインインジケーターLEDをクリアレンズφ3mmに変更しました。

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☆★商品説明★☆

中古デバイスにおいてオーバーホールの実施がいか効果的か、という点を簡単に説明すると、

・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる

などの優れた利点を多くもっています。
さらに高品位なオーバーホール(部品のランクを初期より上位にする)を実施することにより

・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能

といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
古い機材を高水準な環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
新品では手に入らない機材を新品と同等、またはそれ以上のコンディションでご利用いただけます。

ちなみにオーバーホールは一般的なMODとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。

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マクソンファイアブレードシリーズ、スーパーメタルにハイエンドオーバーホールを実施しました。
ファイヤーブレードは95年よりラインナップされたアーミーな機体に特徴のあるシリーズです。
斬新な樹脂機体を採用しコストを抑えながら優れた回路設計を備えていました。
特にAF-F1、SM-F1、そして本機CP-F1はいずれも往年の名器の回路系統を受け継ぐ名品です。
イメージから短命に終わった機種ですが、生産終了後に再評価されたマクソンとしては珍しいシリーズです。
本シリーズの樹脂機体はアジア圏のブランドにかなり大きな影響を与えました。
本機の生産終了後に、多くのブランドで樹脂機体を採用した安価なエフェクトの生産を開始します。
そういった意味ではエフェクターブランドに与えた影響がかなり大きかったシリーズといえます。

本機はマクソンスーパーメタルの系統を踏む華やかなハイゲインディストーションペダルです。
レベルとゲインは兼用で、3バンドのイコライジングコントロールを搭載しています。
ゲインはレベルと合わせて上昇するというよりはハイゲインで固定されてるイメージです。
音量とともに若干歪み度も増しますが、基本的に音量の調整のみを行うコントロールです。
3バンドのイコライザーはいずれもとても良く利きます。
とりわけハイゲインドライブの調整の肝になるミッドレンジの可変が良く積極的な音作りが可能です。
ドンシャリしたモダンハイゲインからミッドに特徴のあるLAメタルなど多彩な歪みを表現できます。
またゲインインジケーターを搭載し、歪みに合わせてLEDが点灯します。
ゲインの調整はできませんが、その分深い歪みに焦点を当てて様々な角度から再生できるのが特徴です。
ウルトラハイゲインで華やかに勝負したいプレーヤーには最適なディストーションペダルです。
今回は本機を新品以上の性能で使用できるように高品位オーバーホールを行ないました。

オーバーホールについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
今回は出音状況と生産年数を考慮し基板一式更新を含めたオーバーホールを実施しました。
電解コンデンサーは全て、フィルム系は一部交換することにしました。
定数変更は行なわずに、コンデンサの値を正常に戻して本来期待されていた性能を取り戻すのが目的です。
マイラやケミコンの代わりMMTやECQ-V、オーディオグレード等高性能なコンデンサーを使用しました。
音色に艶やかさを加味し、長寿命化、トーンの高精度化を実現しています。
取外したキャパシタの中には容量が半分程しか残っていないものもありました。
かなり性能が低下した状態だったといえます。

高品位オーバーホール実施後、出音確認を行ないました。
音はまるで別のエフェクターかと聞き間違えるほど見違えるサウンドに変貌しました。
本来の帯域再生能力を取り戻し、角ばったイメージの音色に「艶やかさ」が加味され、非常に心地よさがあります。
トーン精度も大幅に向上し、廉価版では再現できないワンランク上のスーパーメタルをお楽しみ頂けます。
オーバーホール実施により当初期待されていた性能を余すことなく発揮している状態に昇華しました。

こうした中古機材は程度の悪い品を安価で手に入れるのも一興です。
しかし、できれば練習に使う品は新品に近い出音性能が発揮できる状態で弾いて頂きたいと思います。
現在新品では入手できないヴィンテージエフェクターを新品で使用してみたいプレーヤーに最適です。
興味のあるかたはぜひ一度お試し下さい。

技術向上に、楽しいひと時に、衝動的に弾きたくなったとき、そんな時にお供としていただければ幸いです。




solidstation at 18:57│Comments(0) ディストーション | 高品位オーバーホール

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