2014年02月22日
MAXON BASS COMPRESSOR BP-01 - High end MOD -
■ブランド Maxon(マクソン/日伸音波製作所)
■商 品 名 BASS COMPRESSOR(バス コンプレッサー)
■シリーズ ZERO EFFECTOR SERIES
■品 番 BP-01
■状 態 High end MOD (オリジナルハイエンドモディファイ品)
★主な仕様★
・電源:DC IN 9V (センターマイナスアダプター/バッテリー)
・ LEVEL / ATTACK / SUSTAIN
★メンテナンス概要★
・ケースを分解し、外部、内部、基盤を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、破損部品は新品へ更新しました。
・オーバーホール実施後に下記方針に基づきハイエンドモディファイを実施しました。
★カスタム方針★
1.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
2.精度向上による極めて自然なニュアンスのコンプレッション感の実現
3.バッファー強化によるバイパス音の改善
4.電源回路の強化による電流のクリーン化
★モディファイに伴う変更点★
1.オーバーホールの実施
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て高品質な新品へ更新しました。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.全キャパシタの再選定とサウンドチューニング
オーバーホールをかねてコデンサーを一式更新致しました。
その際に全キャパシタを再選定しました。
本機は小さな機体からもわかるとおりかなり小型の部品類が使用されています。
そのため大きい容量の箇所もセラミックコンデンサーが使用されています。
低周波特性が極端に弱く、必要以上に高域性能が目立つ回路構成でした。
アナログライクなホットなサウンドにチューニングし直す必要があります。
また、コンプレッション効果を高めるためになるべくケミコンは使用しない方針で選定しています。
機体スペースがとても狭く、サイズが限られるのでキャパシタは時間をかけて選別しました。
精度の高いGランクの積層メタライズドや周波数特性の良い高周波対応型へ変更しています。
使用した積層コンデンサーはGランクのECQ-V中心の構成です。
コンデンサーは全て同一ロットにて構成しています。
電源回路の47μ以上は全て超低ESRケミカルコンデンサーを採用しました。
キャパシタの再選定により、回路に期待された性能を十分に発揮できるようになりました。
音色特性の向上により、暖かいサスティン、余韻の艶やかさや、伸びの良さは秀逸です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
当然ながらギター本体のボリュームやトーンの反応性も向上しています。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
倍音の煌きも一層輝きを増し、エッジの鋭さの中ではじける高域成分は他に類をみません。
プレゼンスが加味されたコンプサウンドを実現しました。
コントロールの精度の低さが全く感じられない精度の高さを実現しています。
コンデンサーはケミコンも含めてすべて同一ロットのものから選別して搭載し安定性を高めています。
各コントロールの精度も大幅に向上し、ヴィンテージ機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
サスティンの粗さとブツ切れになる減衰を大幅に改善しています。
スィートポイントに調整するのも容易になり、絹のように滑らかつ自然に減衰します。
3.バッファーの強化
電子スイッチ切り替え型につきまとう問題といえばバイパス音の音痩せです。
電子スイッチ=音痩せと勘違いする方が多いようですが実際はバッファーに問題があります。
市販エフェクターの特徴としてバッファーが定数設定通りに機能しないアバウトな箇所が多いです。
バッファー部の部品選定や回路定数がアバウトな場合、音痩せの原因になります。
電子スイッチ回路にて容量抜けなど回路に予め期待されている定数が変化すると発生します。
電子スイッチ回路はバッファー部の強化によりバイパス音を向上することが可能です。
バイパス音はほとんどアンプ直と変化ないレベルに改善しました。
むしろ艶が加味されアンプ直よりも味わいのあるバイパス音になります。
また、精度が高く長寿命のコンデンサーで期待された定数を長く保てるように改善しています。
4.電源回路の強化によるノイズレス処理の実施
電源回路は一般的な市販のエフェクターと同じく、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでノイズなどのトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
一般的にエフェクターのノイズは電源系の劣化、あるいは元のグレードの低さに起因するものが多いです。
よって電源回路は小スペースに最適なハイグレード品の超低ESR品種にて構成しています。
耐圧も当初は6.7~16Vと限界ギリギリのラインだったため、25V以上に向上しています。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる組合せで選定しています。
以上の電源のクリーン化により、動作をより安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
ノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく歪ませることが可能となります。
未MOD品と比較して非常にノイズレスでストレスの少ないドライブサウンドを実現しています。
また、電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
結果的によりストレスの少ない「リアルなコンプレッション」を実現しています。
5.電源LEDの交換
電源LEDを高輝度LEDクリアスカイφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
ヴィンテージデバイスにおいてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
エフェクターを高水準な環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
マクソンのゼロワンシリーズよりベースコンプレッサーBP-01をモディファイしました。
9シリーズの後に85年から装いを新たにゼロワンシリーズがラインナップされました。
本機は基板から初期ロットに近い頃に生産されたものです。
BP-01はベース用コンプレッサー兼リミッターです。
オートマチックレベルコントローラーとしてワイドレンジにコンプレッションを得ることが可能です。
歪みの極めて少ないクリーン・サスティーン効果を得ることができます。
ディスクリートライクな構成による「自然さ」で人気を集めました。
いままでのダイナコンプ路線から脱却した完全オリジナルの回路構成のマクソンコンプです。
増幅率の高さやサスティンの長さが魅力で、アタックタイムによる細かいサウンドメイクが可能です。
2バンドコンプよりも自然なコンプレッション感でニュアンス派ベーシストを魅了しました。
今回はヴィンテージ機を現代でも使いやすく、それでいて効果はより高くなる調整を行ないました。
モディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
ふくよかで自然なロングサスティーン、ノイズの減少、そして全体的な音色特性の向上と死角はありません。
サスティンの芳醇な倍音成分、基本サウンドの艶やかさは弾き手も聞き手も魅了します。
弾き方によってコンプレッサーとしてもリミッターとしても高いレベルで対応することが可能です。
ベースサウンドを壮麗に引き立てるクリア・コンプレッション・サウンドをお楽しみ下さい。
ヴィンテージという言葉を聴くと、あたかもそれが素晴らしいものと捉えがちです。
言葉の重みや響きのよさにとらわれて機体そのものの性能にまで相当の価値があると思ってしまいます。
しかしながら「ヴィンテージ」という言葉以上に重みのある「もの」、価値のある「音」は少ないと思います。
楽器である以上「ヴィンテージ」の言葉に意味は無く、音そのものに価値を見出せなければいけません。
楽器は弾き手がいる以上は音を奏でるものであり、骨董品であってはなりません。
「ヴィンテージ」というレッテルに左右されない、真のヴィンテージペダルをお楽しみ下さい。
・電源:DC IN 9V (センターマイナスアダプター/バッテリー)
・ LEVEL / ATTACK / SUSTAIN
★メンテナンス概要★
・ケースを分解し、外部、内部、基盤を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、破損部品は新品へ更新しました。
・オーバーホール実施後に下記方針に基づきハイエンドモディファイを実施しました。
★カスタム方針★
1.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
2.精度向上による極めて自然なニュアンスのコンプレッション感の実現
3.バッファー強化によるバイパス音の改善
4.電源回路の強化による電流のクリーン化
★モディファイに伴う変更点★
1.オーバーホールの実施
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て高品質な新品へ更新しました。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.全キャパシタの再選定とサウンドチューニング
オーバーホールをかねてコデンサーを一式更新致しました。
その際に全キャパシタを再選定しました。
本機は小さな機体からもわかるとおりかなり小型の部品類が使用されています。
そのため大きい容量の箇所もセラミックコンデンサーが使用されています。
低周波特性が極端に弱く、必要以上に高域性能が目立つ回路構成でした。
アナログライクなホットなサウンドにチューニングし直す必要があります。
また、コンプレッション効果を高めるためになるべくケミコンは使用しない方針で選定しています。
機体スペースがとても狭く、サイズが限られるのでキャパシタは時間をかけて選別しました。
精度の高いGランクの積層メタライズドや周波数特性の良い高周波対応型へ変更しています。
使用した積層コンデンサーはGランクのECQ-V中心の構成です。
コンデンサーは全て同一ロットにて構成しています。
電源回路の47μ以上は全て超低ESRケミカルコンデンサーを採用しました。
キャパシタの再選定により、回路に期待された性能を十分に発揮できるようになりました。
音色特性の向上により、暖かいサスティン、余韻の艶やかさや、伸びの良さは秀逸です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
当然ながらギター本体のボリュームやトーンの反応性も向上しています。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
倍音の煌きも一層輝きを増し、エッジの鋭さの中ではじける高域成分は他に類をみません。
プレゼンスが加味されたコンプサウンドを実現しました。
コントロールの精度の低さが全く感じられない精度の高さを実現しています。
コンデンサーはケミコンも含めてすべて同一ロットのものから選別して搭載し安定性を高めています。
各コントロールの精度も大幅に向上し、ヴィンテージ機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
サスティンの粗さとブツ切れになる減衰を大幅に改善しています。
スィートポイントに調整するのも容易になり、絹のように滑らかつ自然に減衰します。
3.バッファーの強化
電子スイッチ切り替え型につきまとう問題といえばバイパス音の音痩せです。
電子スイッチ=音痩せと勘違いする方が多いようですが実際はバッファーに問題があります。
市販エフェクターの特徴としてバッファーが定数設定通りに機能しないアバウトな箇所が多いです。
バッファー部の部品選定や回路定数がアバウトな場合、音痩せの原因になります。
電子スイッチ回路にて容量抜けなど回路に予め期待されている定数が変化すると発生します。
電子スイッチ回路はバッファー部の強化によりバイパス音を向上することが可能です。
バイパス音はほとんどアンプ直と変化ないレベルに改善しました。
むしろ艶が加味されアンプ直よりも味わいのあるバイパス音になります。
また、精度が高く長寿命のコンデンサーで期待された定数を長く保てるように改善しています。
4.電源回路の強化によるノイズレス処理の実施
電源回路は一般的な市販のエフェクターと同じく、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでノイズなどのトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
一般的にエフェクターのノイズは電源系の劣化、あるいは元のグレードの低さに起因するものが多いです。
よって電源回路は小スペースに最適なハイグレード品の超低ESR品種にて構成しています。
耐圧も当初は6.7~16Vと限界ギリギリのラインだったため、25V以上に向上しています。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる組合せで選定しています。
以上の電源のクリーン化により、動作をより安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
ノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく歪ませることが可能となります。
未MOD品と比較して非常にノイズレスでストレスの少ないドライブサウンドを実現しています。
また、電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
結果的によりストレスの少ない「リアルなコンプレッション」を実現しています。
5.電源LEDの交換
電源LEDを高輝度LEDクリアスカイφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
ヴィンテージデバイスにおいてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
エフェクターを高水準な環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
マクソンのゼロワンシリーズよりベースコンプレッサーBP-01をモディファイしました。
9シリーズの後に85年から装いを新たにゼロワンシリーズがラインナップされました。
本機は基板から初期ロットに近い頃に生産されたものです。
BP-01はベース用コンプレッサー兼リミッターです。
オートマチックレベルコントローラーとしてワイドレンジにコンプレッションを得ることが可能です。
歪みの極めて少ないクリーン・サスティーン効果を得ることができます。
ディスクリートライクな構成による「自然さ」で人気を集めました。
いままでのダイナコンプ路線から脱却した完全オリジナルの回路構成のマクソンコンプです。
増幅率の高さやサスティンの長さが魅力で、アタックタイムによる細かいサウンドメイクが可能です。
2バンドコンプよりも自然なコンプレッション感でニュアンス派ベーシストを魅了しました。
今回はヴィンテージ機を現代でも使いやすく、それでいて効果はより高くなる調整を行ないました。
モディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
ふくよかで自然なロングサスティーン、ノイズの減少、そして全体的な音色特性の向上と死角はありません。
サスティンの芳醇な倍音成分、基本サウンドの艶やかさは弾き手も聞き手も魅了します。
弾き方によってコンプレッサーとしてもリミッターとしても高いレベルで対応することが可能です。
ベースサウンドを壮麗に引き立てるクリア・コンプレッション・サウンドをお楽しみ下さい。
ヴィンテージという言葉を聴くと、あたかもそれが素晴らしいものと捉えがちです。
言葉の重みや響きのよさにとらわれて機体そのものの性能にまで相当の価値があると思ってしまいます。
しかしながら「ヴィンテージ」という言葉以上に重みのある「もの」、価値のある「音」は少ないと思います。
楽器である以上「ヴィンテージ」の言葉に意味は無く、音そのものに価値を見出せなければいけません。
楽器は弾き手がいる以上は音を奏でるものであり、骨董品であってはなりません。
「ヴィンテージ」というレッテルに左右されない、真のヴィンテージペダルをお楽しみ下さい。
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