ディレイ
2012年01月05日
MAXON DELAY EFFECTOR DE-F1 - Ultra Clean MOD -
☆★商品情報★☆
■ブランド MAXON(マクソン/日伸音波製作所)
■商 品 名 Fire Blade DELAY EFFECTOR(ショートディレイ)
■品 番 DE-F1
■状 態 Ultra Clean MOD(オリジナルハイエンドモディファイ品)
★主な仕様★
・電源:DC IN 9V(センターマイナス、バッテリー/アダプター)
・D-LEVEL/REPEAT/D-TIME
★メンテナンス概要★
・シャーシを分解し、外部、内部、基盤、接点を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、破損部品は新品へ更新しました。
★カスタム方針★
1.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
2.元機種のニュアンスを保ったままでの音質の大幅向上の実現
3.各コントロール精度の向上とピッキングニュアンスの従順化
4.バッファー強化による更なるバイパス音の強化
5.電源回路の強化に伴うエフェクトのクリーン化
★モディファイに伴う変更点★
1.オーバーホールの実施
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
ジャック等は接点の研磨を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て新品へ更新しました。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.全キャパシタの再選定による原音に忠実な音質向上の実現
コデンサーを一式更新する際に全キャパシタを再選定しました。
初期状態の本機のアナログ回路は小型電解アルミ+Zランク積層セラミック中心の構成です。
そのためアナログ部の基本的な音質は高くないです。
ローファイな回路設計にローエンドな部品選定のおかげで必要以上にサウンドがヌケません。
中域がかなりスカスカになり、ややトレブリーなディレイサウンドです。
アナログサウンドを活かすには上記コンデンサーはなるべく使用しないほうが良いです。
機体スペースがかなり広いので、キャパシタは大型のものも含めて選別しました。
初期搭載の小型電解アルミキャパはコンデンサーの中でも特に音色特性が最悪です。
なるべくインピーダンスが低く音色特性の良いものを選定しなおす必要があります。
全体的に精度の高いメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへ更新しています。
大半を精度の高いJ~Gランクのメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへ変更しています。
0.047化~1μFのコンデンサーは全てGランクのECQ-Vにて構成しています。
電源回路を含む47μ以上は全て超低ESRの高周波対応低Zケミコンを採用しました。
サウンドニュアンスをよりクリアで芯のあるモジュレーションに改善しています。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
高音域に余韻が生まれ、倍音成分の煌めきが得られます。
ギターの生音をそのまま繰り返すような非常に透明感と芯のあるディレイを再生できます。
浅めにかけた際のメカニカルリバーブのような美しい余韻は壮麗です。
強く速く利かせれば超速弾きさながらの攻撃的モジュレートに変化します。
ピッキングレスポンスにも極めて従順です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
きつめにかけて積極的に使用する際もストレス無くご利用頂けます。
ディレイ特有の「硬さ」がまったく感じられない音の芯の詰まったサウンドをクリエイトします。
よりホットでハートフルな出音へ昇華しています。
コンデンサーはすべて同一ロットのものから選別して搭載しています。
各コントロールの精度も大幅に向上し、中古機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
アナログ特有の温かみを保ったまま、サウンドは超高精度クリアサウンドを実現しています。
↓モディファイ実施前
↓モディファイ実施後
3.バッファーの強化とダブルクリックの防止
電子スイッチ切り替え型につきまとう問題といえばバイパス音の音痩せです。
電子スイッチ=音痩せと勘違いする方が多いようですが実際はバッファーに問題があります。
市販エフェクターの特徴としてバッファーが定数設定通りに機能しないアバウトな箇所が多いです。
バッファー部の部品選定や回路定数がアバウトな場合、音痩せの原因になります。
また、マクソンやアイバニーズの共通の事項ですが、非常にエフェクトの踏み込みの反応が悪いです。
切り替え不具合は一般的にいう接点不良ではなく「ダブルクリック」に分類される症状です。
これはスイッチ自体の問題ではなく、回路上のコンデンサーの精度の低さに起因しています。
電子スイッチ回路にて容量抜けなど回路に予め期待されている定数が変化すると発生します。
電子スイッチ回路はバッファー部の強化によりバイパス音を向上することが可能です。
音質の向上を狙い、小容量箇所もECQ-VとECQ-Pにて構成しました。
バイパス音はほとんどアンプ直と変化ないレベルに改善しました。
むしろ艶が加味されアンプ直よりも味わいのあるバイパス音になります。
また、精度が高く長寿命のコンデンサーで期待された定数を長く保てるように改善しています。
回路定数に従順な機能を見せる電子部品を選定し直しダブルクリックを防止しています。
ライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
4.電源回路の強化に伴うクリーン化
消費電力の高いエフェクターで最も重要なのは電気系統のトラブルを防止することです。
ディレイの消費電力や部品消耗の度合いは歪みエフェクターよりもはるかに高いです。
消費量が多い分、長期的に使用していけば必ずトラブルが発生するものです。
エフェクターはもっとも電源からノイズを拾いやすい特徴があります。
回路設計の変更により解消できるノイズですのでなるべく少なくする必要があります。
無駄なノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能になります。
またICの動作を滞りなく行なうためにも美しい電源の供給が必要となります。
一般的に市販のエフェクターの電源回路の場合、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
電源回路はスペースを最大限に利用して超低ESRの高周波対応ケミコンにて構成しています。
耐圧も当初は6.7Vと限界ギリギリのラインだったため、入力の3倍程度まで向上しています。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる最強トルクを誇る組合せです。
電源のクリーン化により、ICの動作を安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
通常は安定しない屋外使用時でもより美しいモジュレーションを発揮できるようになりました。
電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
5.電源LEDの交換
電源LEDを高輝度LEDクリアスカイφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
サウンドは未MOD品と比較しても確実に新品を超越したサウンドに仕上げています。
はじめに中古機材においてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
エフェクターを高水準な環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
マクソンファイヤーブレードシリーズよりディレイDE-F1をモディファイしました。
ファイヤーブレードは95年よりラインナップされたアーミーな機体に特徴のあるシリーズです。
斬新な樹脂機体を採用しコストを抑えながら優れた回路設計を備えていました。
特にAF-F1、SM-F1、そして本機CP-F1はいずれも往年の名器の回路系統を受け継ぐ名品です。
イメージから短命に終わった機種ですが、生産終了後に再評価されたマクソンとしては珍しいシリーズです。
本シリーズの樹脂機体はアジア圏のブランドにかなり大きな影響を与えました。
本機の生産終了後に、多くのブランドで樹脂機体を採用した安価なエフェクトの生産を開始します。
そういった意味ではエフェクターブランドに与えた影響はかなり大きかったシリーズといえます。
本機DE-F1はマクソンディレイとしては珍しくショートレンジ専用のディレイマシーンです。
コントロールは3つと非常にシンプルで、使い勝手の良い1台です。
ディレイタイムとリピート、そしてディレイレベルの3つのコントロールにてサウンドメイクします。
リピートは発振しない範囲で制御可能です。
リピートタイムにくどさがない分、使い方によってはファンクなサウンドに仕上がります。
サウンドは総じてクリアで、どのようなセッティングにおいてもはっきりした輪郭です。
タイムを絞った場合はリバーブとしても非常にスプリングライクな美しいリフレクトを奏でます。
ショートレンジのディレイとしてはソロやアルペジオを効果的に演出します。
アナログながらクセの少ない性質と、クリアなサウンド傾向を手軽に体感できる1台です。
今回はよりクリーンなサウンド傾向への昇華を念頭においたモディファイを実施しました。
モディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
独自の回路設計を活かしたまま、さらに音色特性の大幅な向上を狙っています。
るサウンドをクリアでハイファイなアナログサウンドへ昇華しています。
当時はまだオーディオグレード品や、小型で音色特性の良いキャパシタが流通していません。
現代の高音質な技術を当時の優秀な回路に搭載することで大幅な音色改善を目指しました。
アダプター使用時の難点も解消し、使い勝手も向上しています。
温かみのあるトーンと壮麗なクリアサウンドが融合した美しい響きをお楽しみ下さい。
技術向上に、楽しいひと時に、衝動的に弾きたくなったとき、そんな時にお供としていただければ幸いです。
∞∞∞下記をクリックで外部販売サイトへジャンプします∞∞∞
Yahoo!オークション 電子楽器逆行進化論
MAXON DELAY EFFECTOR DE-F1 - Ultra Clean MOD - EF102
・電源:DC IN 9V(センターマイナス、バッテリー/アダプター)
・D-LEVEL/REPEAT/D-TIME
★メンテナンス概要★
・シャーシを分解し、外部、内部、基盤、接点を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、破損部品は新品へ更新しました。
★カスタム方針★
1.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
2.元機種のニュアンスを保ったままでの音質の大幅向上の実現
3.各コントロール精度の向上とピッキングニュアンスの従順化
4.バッファー強化による更なるバイパス音の強化
5.電源回路の強化に伴うエフェクトのクリーン化
★モディファイに伴う変更点★
1.オーバーホールの実施
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
ジャック等は接点の研磨を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て新品へ更新しました。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.全キャパシタの再選定による原音に忠実な音質向上の実現
コデンサーを一式更新する際に全キャパシタを再選定しました。
初期状態の本機のアナログ回路は小型電解アルミ+Zランク積層セラミック中心の構成です。
そのためアナログ部の基本的な音質は高くないです。
ローファイな回路設計にローエンドな部品選定のおかげで必要以上にサウンドがヌケません。
中域がかなりスカスカになり、ややトレブリーなディレイサウンドです。
アナログサウンドを活かすには上記コンデンサーはなるべく使用しないほうが良いです。
機体スペースがかなり広いので、キャパシタは大型のものも含めて選別しました。
初期搭載の小型電解アルミキャパはコンデンサーの中でも特に音色特性が最悪です。
なるべくインピーダンスが低く音色特性の良いものを選定しなおす必要があります。
全体的に精度の高いメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへ更新しています。
大半を精度の高いJ~Gランクのメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへ変更しています。
0.047化~1μFのコンデンサーは全てGランクのECQ-Vにて構成しています。
電源回路を含む47μ以上は全て超低ESRの高周波対応低Zケミコンを採用しました。
サウンドニュアンスをよりクリアで芯のあるモジュレーションに改善しています。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
高音域に余韻が生まれ、倍音成分の煌めきが得られます。
ギターの生音をそのまま繰り返すような非常に透明感と芯のあるディレイを再生できます。
浅めにかけた際のメカニカルリバーブのような美しい余韻は壮麗です。
強く速く利かせれば超速弾きさながらの攻撃的モジュレートに変化します。
ピッキングレスポンスにも極めて従順です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
きつめにかけて積極的に使用する際もストレス無くご利用頂けます。
ディレイ特有の「硬さ」がまったく感じられない音の芯の詰まったサウンドをクリエイトします。
よりホットでハートフルな出音へ昇華しています。
コンデンサーはすべて同一ロットのものから選別して搭載しています。
各コントロールの精度も大幅に向上し、中古機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
アナログ特有の温かみを保ったまま、サウンドは超高精度クリアサウンドを実現しています。
↓モディファイ実施前
↓モディファイ実施後
3.バッファーの強化とダブルクリックの防止
電子スイッチ切り替え型につきまとう問題といえばバイパス音の音痩せです。
電子スイッチ=音痩せと勘違いする方が多いようですが実際はバッファーに問題があります。
市販エフェクターの特徴としてバッファーが定数設定通りに機能しないアバウトな箇所が多いです。
バッファー部の部品選定や回路定数がアバウトな場合、音痩せの原因になります。
また、マクソンやアイバニーズの共通の事項ですが、非常にエフェクトの踏み込みの反応が悪いです。
切り替え不具合は一般的にいう接点不良ではなく「ダブルクリック」に分類される症状です。
これはスイッチ自体の問題ではなく、回路上のコンデンサーの精度の低さに起因しています。
電子スイッチ回路にて容量抜けなど回路に予め期待されている定数が変化すると発生します。
電子スイッチ回路はバッファー部の強化によりバイパス音を向上することが可能です。
音質の向上を狙い、小容量箇所もECQ-VとECQ-Pにて構成しました。
バイパス音はほとんどアンプ直と変化ないレベルに改善しました。
むしろ艶が加味されアンプ直よりも味わいのあるバイパス音になります。
また、精度が高く長寿命のコンデンサーで期待された定数を長く保てるように改善しています。
回路定数に従順な機能を見せる電子部品を選定し直しダブルクリックを防止しています。
ライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
4.電源回路の強化に伴うクリーン化
消費電力の高いエフェクターで最も重要なのは電気系統のトラブルを防止することです。
ディレイの消費電力や部品消耗の度合いは歪みエフェクターよりもはるかに高いです。
消費量が多い分、長期的に使用していけば必ずトラブルが発生するものです。
エフェクターはもっとも電源からノイズを拾いやすい特徴があります。
回路設計の変更により解消できるノイズですのでなるべく少なくする必要があります。
無駄なノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能になります。
またICの動作を滞りなく行なうためにも美しい電源の供給が必要となります。
一般的に市販のエフェクターの電源回路の場合、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
電源回路はスペースを最大限に利用して超低ESRの高周波対応ケミコンにて構成しています。
耐圧も当初は6.7Vと限界ギリギリのラインだったため、入力の3倍程度まで向上しています。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる最強トルクを誇る組合せです。
電源のクリーン化により、ICの動作を安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
通常は安定しない屋外使用時でもより美しいモジュレーションを発揮できるようになりました。
電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
5.電源LEDの交換
電源LEDを高輝度LEDクリアスカイφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
サウンドは未MOD品と比較しても確実に新品を超越したサウンドに仕上げています。
はじめに中古機材においてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
エフェクターを高水準な環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
マクソンファイヤーブレードシリーズよりディレイDE-F1をモディファイしました。
ファイヤーブレードは95年よりラインナップされたアーミーな機体に特徴のあるシリーズです。
斬新な樹脂機体を採用しコストを抑えながら優れた回路設計を備えていました。
特にAF-F1、SM-F1、そして本機CP-F1はいずれも往年の名器の回路系統を受け継ぐ名品です。
イメージから短命に終わった機種ですが、生産終了後に再評価されたマクソンとしては珍しいシリーズです。
本シリーズの樹脂機体はアジア圏のブランドにかなり大きな影響を与えました。
本機の生産終了後に、多くのブランドで樹脂機体を採用した安価なエフェクトの生産を開始します。
そういった意味ではエフェクターブランドに与えた影響はかなり大きかったシリーズといえます。
本機DE-F1はマクソンディレイとしては珍しくショートレンジ専用のディレイマシーンです。
コントロールは3つと非常にシンプルで、使い勝手の良い1台です。
ディレイタイムとリピート、そしてディレイレベルの3つのコントロールにてサウンドメイクします。
リピートは発振しない範囲で制御可能です。
リピートタイムにくどさがない分、使い方によってはファンクなサウンドに仕上がります。
サウンドは総じてクリアで、どのようなセッティングにおいてもはっきりした輪郭です。
タイムを絞った場合はリバーブとしても非常にスプリングライクな美しいリフレクトを奏でます。
ショートレンジのディレイとしてはソロやアルペジオを効果的に演出します。
アナログながらクセの少ない性質と、クリアなサウンド傾向を手軽に体感できる1台です。
今回はよりクリーンなサウンド傾向への昇華を念頭においたモディファイを実施しました。
モディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
独自の回路設計を活かしたまま、さらに音色特性の大幅な向上を狙っています。
るサウンドをクリアでハイファイなアナログサウンドへ昇華しています。
当時はまだオーディオグレード品や、小型で音色特性の良いキャパシタが流通していません。
現代の高音質な技術を当時の優秀な回路に搭載することで大幅な音色改善を目指しました。
アダプター使用時の難点も解消し、使い勝手も向上しています。
温かみのあるトーンと壮麗なクリアサウンドが融合した美しい響きをお楽しみ下さい。
技術向上に、楽しいひと時に、衝動的に弾きたくなったとき、そんな時にお供としていただければ幸いです。
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2011年11月06日
Ibanez DIGITAL DELAY DL10 - Ultra Clean ELITE MODIFY -
☆★商品情報★☆
■ブランド Ibanez(アイバニーズ/イバニーズ)
■商 品 名 DIGITAL DELAY(POWER series/パワー・シリーズ)
■品 番 DL10
■状 態 Ultra Clean ELITE MODIFY(オリジナルエリートモディファイ品)
★主な仕様★
・電源:DC IN 9V (センターマイナス/バッテリー)
・D-TIME(MAX400ms)/REPEAT/D-LEVEL
・IN/OUT/DRY OUT
★メンテナンス概要★
・シャーシを分解し、外部、内部、基盤、接点を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、劣化部品は全て新品に更新しました。
・オーバーホール実施後にエリートモディファイを下記方針に基づき実施致しました。
・電源:DC IN 9V (センターマイナス/バッテリー)
・D-TIME(MAX400ms)/REPEAT/D-LEVEL
・IN/OUT/DRY OUT
★メンテナンス概要★
・シャーシを分解し、外部、内部、基盤、接点を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、劣化部品は全て新品に更新しました。
・オーバーホール実施後にエリートモディファイを下記方針に基づき実施致しました。
★カスタム方針★
1.あらゆる環境での使用に耐えうるプロ仕様エリートモディファイの実施
2.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
3.元機種のニュアンスを保ったままでの音質の大幅向上の実現
4.各コントロール精度の向上とピッキングニュアンスの従順化
5.バッファー強化による更なるバイパス音の強化
6.電源回路の強化に伴うデジタルエフェクトのクリーン化とノイズレス化
1.あらゆる環境での使用に耐えうるプロ仕様エリートモディファイの実施
2.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
3.元機種のニュアンスを保ったままでの音質の大幅向上の実現
4.各コントロール精度の向上とピッキングニュアンスの従順化
5.バッファー強化による更なるバイパス音の強化
6.電源回路の強化に伴うデジタルエフェクトのクリーン化とノイズレス化
★モディファイに伴う変更点★
1.オーバーホールの実施
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
ジャック等は接点の研磨を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
本機はコンデンサーだけでも通し番号がないパスコンも含めて50個以上搭載されています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て新品へ更新しました。
取外したキャパシタの中には容量が数μFしか残っていないものもありました。
また、液漏れし周辺回路のパスコンがダメージを受けているしている箇所もありました。
大幅に性能が低下し、かなり劣化が進んでいる状態だったといえます。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.全キャパシタの再選定による原音に忠実な音質向上の実現
コデンサーを一式更新する際にキャパシタを再選定しました。
本機はオールデジタルではなくデジタル+アナログ回路によるハイブリットな構成です。
デジタル回路の占める割合よりもアナログ回路の占める割合のほうがかなり大きいです。
アナログ回路通過時にデジタル特有の無機質な音質が温かみを帯びた音質へ変換されています。
しかし初期状態の本機のアナログ回路は小型電解アルミ+Zランクセラコン中心の構成です。
小型ケミコンは安全性に乏しく、音色特性もあまり良くないグレードのコンデンサーです。
また、熱に弱く精度ムラが非常に激しいZランクのセラコンの多用も音質低下につながっています。
フィルム系は国産の積層型がマウントされていますが、アナログ部の基本的な音質はかなり低いです。
致命的なことに入力段の時点ですでにかなりの低~中域性能が削がれる回路設計です。
(=エフェクト音はおろかバイパス音やドライアウトも正常な出音性能を発揮していません)
せっかくのアナログ回路も中域がスポイルされ、設計以上の温かみを帯びることができません。
ケミコンの中域性能の悪さとセラコン中心の構成はデジタル特有の硬さがさらに助長されています。
全体的に平面的で起伏のない温かみに欠けた無機質でドンシャリしたサウンドの要因になっています。
デジタルICを利用した回路設計を活かすにはこれらのコンデンサーを変更する必要があります。
全体的に精度の高いメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへの更新が必要です。
大半を精度の高いGランクのメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへ変更しています。
使用したフィルムコンデンサーはGランクのECQ-V中心の構成です。
0.047から2.2μFの数十個のケミコン、セラコンは同一ロットのECQ-Vにて構成しています。
その他ECQ-Pとメタライズドボックスフィルムを要所で採用しています。
ケミコンはオーディオハイグレードを中心に採用しています。
電源回路を含む47μ以上は全て超低ESRの高周波対応低Zケミコンを採用しました。
デジタルデバイスではオーディオグレードよりも低ESRケミコンのほうが優れた性能を発揮します。
サウンドニュアンスをよりふくよかで芯のあるモジュレーションに昇華させます。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
高音域に余韻が生まれ、倍音成分のきらめきが得られるのはECQ-Vならではです。
中域の音色特性が大きく向上し、足腰のしっかりしたトーンに改善しています。
ディレイでは強く速く利かせれば超速弾きさながらの攻撃的モジュレートに変化します。
リバーブはギターの生音をそのまま反射させたような、非常に透明感のあるリフレクトを実現します。
浅めにかけた際のメカニカルリバーブ特有のクリアで美しい余韻は壮麗です。
ピッキングレスポンスにも極めて従順です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
極めつけにノイズ元になっていたセラコンを大幅に変更したため劇的にノイズが減少しています。
きつめにかけて積極的に使用する際もストレス無くご利用頂けます。
デジタル特有の「薄さ、硬さ」が全く感じられない音の芯の詰まったサウンドをクリエイトします。
↓モディファイ実施前
↓エリートモディファイ実施後
3.あらゆるステージパフォーマンスをクリアする入力段の強化と高精度遅延制御の実現
本モディファイはプロ仕様としてあらゆるパフォーマンスに耐えうる性能強化を目指しています。
ギターを選ばない安定した性能と、過酷な使用環境をクリアする耐久性の強化を実施しています。
柔軟性に優れたステージマッチングは入力回路の強化と高精度化が必要不可欠です。
遅延系はステージの屋内外、広さ等あらゆる要素で都度細かく調整する必要のあるエフェクトです。
歪み系などとは異なり、使用環境が変わるごとにセッティングを微調整する必要があります。
そのため、できるだけ入力信号を劣化させずにアウトプットまで送るロスの無い回路設計が必要です。
また、できるかぎり細やかなセッティングにも柔軟に対応できる高精度な遅延制御が必要です。
前途の通り、本機は入力の時点でかなり低~中域性能が削がれる回路設計でした。
これらはデカップリングの見直しとパラメータ調整により、原音に忠実な出力を実現しています。
コンデンサーはケミコンも含めてすべて同一ロットのものから選別して搭載しています。
各コントロールの精度は大幅に向上し、ヴィンテージ機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
文字通り、デジタル高音質での高精度遅延制御です。
アナログライクな温かみを帯びた、超高精度なクリアサウンドを実現しています。
ステージ環境に左右されないハイレベルなステージパフォーマンスを実現しています。
4.バッファーの強化とダブルクリックの防止
電子スイッチ切り替え型につきまとう問題といえばバイパス音の音痩せです。
電子スイッチ=音痩せと勘違いする方が多いようですが実際はバッファーに問題があります。
市販エフェクターの特徴としてバッファーが定数設定通りに機能しないアバウトな箇所が多いです。
バッファー部の部品選定や回路定数がアバウトな場合、音痩せの原因になります。
また、マクソンやアイバニーズの共通の事項ですが、非常にエフェクトの踏み込みの反応が悪いです。
切り替え不具合は一般的にいう接点不良ではなく「ダブルクリック」に分類される症状です。
これはスイッチ自体の問題ではなく、回路上のコンデンサーの精度の低さに起因しています。
電子スイッチ回路にて容量抜けなど回路に予め期待されている定数が変化すると発生します。
電子スイッチ回路はバッファー部の強化によりバイパス音を向上することが可能です。
音質の向上を狙い、小容量箇所もECQ-VとECQ-Pにて構成しました。
バイパス音はほとんどアンプ直と変化ないレベルに改善しました。
むしろ艶が加味されアンプ直よりも味わいのあるバイパス音になります。
また、精度が高く長寿命のコンデンサーで期待された定数を長く保てるように改善しています。
回路定数に従順な機能を見せる電子部品を選定し直しダブルクリックを防止しています。
ライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
5.電源回路の強化
デジタルエフェクトで最も重要なのは電気系統のトラブルを防止することです。
デジタル回路の消費電力や部品消耗の度合いはアナログエフェクターの非ではありません。
消費量が多い分、長期的に使用していけば必ずトラブルが発生するものです。
フェクターはもっとも電源からノイズを拾いやすい特徴があります。
回路設計の変更により解消できるノイズですのでなるべく少なくする必要があります。
無駄なノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能になります。
またICの動作を滞りなく行なうためにも美しい電源の供給が必要となります。
一般的に市販のエフェクターの電源回路の場合、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
電源回路はスペースを最大限に利用して超低ESRの高周波対応ケミコンにて構成しています。
耐圧も当初は6.7Vと限界ギリギリのラインだったため、入力の3倍程度まで向上しています。
パスコンも全てECQ-Vにて構成しました。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる最強トルクを誇る組合せです。
電源のクリーン化により、ICの動作を安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
通常は安定しない屋外使用時でもより美しいモジュレーションを発揮できるようになりました。
電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
6.電源LEDの交換
電源用LEDを高輝度LEDクリアスカイφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
はじめにヴィンテージデバイスにおいてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
加えて本モディファイはプロ仕様としてエリートモディファイを実施しています。
あらゆるライブパフォーマンスやスタジオワーク、過酷な使用条件にも柔軟に対応します。
ラックエフェクターをプロ仕様のハイレベル・ハイセンスな環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
アイバニーズのパワーシリーズよりデジタルディレイをエリートモディファイしました。
パワーシリーズはマスターシリーズの後継機種として86年から販売を開始しました。
正確には後継機種というよりはマイナーチェンジに近く、デザインやコンセプトは世襲しています。
カラーリングは明るいカラーで統一され、30種を凌ぐ数多くの機種がラインナップされました。
DL10は当時高嶺の花であったデジタルデバイスを身近に感じさせてくれたデジタルディレイです。
デジタルエフェクトをより身近に感じさせることをテーマに開発されています。
パワーシリーズのディレイの中では最もシンプルな構成が目を引きます。
ディレイタイムとリピート、そしてディレイレベルの3つのコントロールにてサウンドメイクします。
操作性は群を抜けて簡単で、「2台目のディレイ」としても推奨されました。
ディレイタイムはもっとも実用的な400msまで対応します。
リピートは発振しない範囲で制御可能でドライアウトも搭載しています。
ドライアウトを使用して2台のアンプで奏でるディレイサウンドはクリーンなギターにベストマッチです。
ドライアウトを使用しない場合もディレイレベルの設定で奥行を持たせたサウンドメイクが可能です。
また、リバーブとしても非常にスプリングライクな美しいリフレクトを奏でます。
デジタル特有のクセの少ない性質と、クリアなサウンド傾向を手軽に体感できる1台です。
今回は本機を完全プロ仕様のエリートモディファイを実施しました。
エリートモディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
優秀な回路設計を活かしたまま、さらに音色特性の大幅な向上を狙っています。
当時はまだオーディオグレード品や、小型で音色特性の良いキャパシタが流通していません。
現代の高音質な技術を当時の優秀な回路に搭載することで大幅な音色改善を目指しました。
またコンデンサーの同一ロット選別により各コントロールの精度も大幅に向上しています。
温かみのあるホットトーンと壮麗なクリアサウンドが融合した美しい響きは聞き手も弾き手も魅了します。
研ぎ澄まされた透明感と精密な操作性、優れた耐久性を備えるプロ仕様モディファイをお楽しみ下さい。
技術向上に、楽しいひと時に、衝動的に弾きたくなったとき、そんな時にお供としていただければ幸いです。
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Ibanez DIGITAL DELAY DL10 - Ultra Clean ELITE MODIFY - EF090
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
ジャック等は接点の研磨を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
本機はコンデンサーだけでも通し番号がないパスコンも含めて50個以上搭載されています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て新品へ更新しました。
取外したキャパシタの中には容量が数μFしか残っていないものもありました。
また、液漏れし周辺回路のパスコンがダメージを受けているしている箇所もありました。
大幅に性能が低下し、かなり劣化が進んでいる状態だったといえます。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.全キャパシタの再選定による原音に忠実な音質向上の実現
コデンサーを一式更新する際にキャパシタを再選定しました。
本機はオールデジタルではなくデジタル+アナログ回路によるハイブリットな構成です。
デジタル回路の占める割合よりもアナログ回路の占める割合のほうがかなり大きいです。
アナログ回路通過時にデジタル特有の無機質な音質が温かみを帯びた音質へ変換されています。
しかし初期状態の本機のアナログ回路は小型電解アルミ+Zランクセラコン中心の構成です。
小型ケミコンは安全性に乏しく、音色特性もあまり良くないグレードのコンデンサーです。
また、熱に弱く精度ムラが非常に激しいZランクのセラコンの多用も音質低下につながっています。
フィルム系は国産の積層型がマウントされていますが、アナログ部の基本的な音質はかなり低いです。
致命的なことに入力段の時点ですでにかなりの低~中域性能が削がれる回路設計です。
(=エフェクト音はおろかバイパス音やドライアウトも正常な出音性能を発揮していません)
せっかくのアナログ回路も中域がスポイルされ、設計以上の温かみを帯びることができません。
ケミコンの中域性能の悪さとセラコン中心の構成はデジタル特有の硬さがさらに助長されています。
全体的に平面的で起伏のない温かみに欠けた無機質でドンシャリしたサウンドの要因になっています。
デジタルICを利用した回路設計を活かすにはこれらのコンデンサーを変更する必要があります。
全体的に精度の高いメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへの更新が必要です。
大半を精度の高いGランクのメタライズド系や音色特性の良いオーディオグレードへ変更しています。
使用したフィルムコンデンサーはGランクのECQ-V中心の構成です。
0.047から2.2μFの数十個のケミコン、セラコンは同一ロットのECQ-Vにて構成しています。
その他ECQ-Pとメタライズドボックスフィルムを要所で採用しています。
ケミコンはオーディオハイグレードを中心に採用しています。
電源回路を含む47μ以上は全て超低ESRの高周波対応低Zケミコンを採用しました。
デジタルデバイスではオーディオグレードよりも低ESRケミコンのほうが優れた性能を発揮します。
サウンドニュアンスをよりふくよかで芯のあるモジュレーションに昇華させます。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
高音域に余韻が生まれ、倍音成分のきらめきが得られるのはECQ-Vならではです。
中域の音色特性が大きく向上し、足腰のしっかりしたトーンに改善しています。
ディレイでは強く速く利かせれば超速弾きさながらの攻撃的モジュレートに変化します。
リバーブはギターの生音をそのまま反射させたような、非常に透明感のあるリフレクトを実現します。
浅めにかけた際のメカニカルリバーブ特有のクリアで美しい余韻は壮麗です。
ピッキングレスポンスにも極めて従順です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
極めつけにノイズ元になっていたセラコンを大幅に変更したため劇的にノイズが減少しています。
きつめにかけて積極的に使用する際もストレス無くご利用頂けます。
デジタル特有の「薄さ、硬さ」が全く感じられない音の芯の詰まったサウンドをクリエイトします。
↓モディファイ実施前
↓エリートモディファイ実施後
3.あらゆるステージパフォーマンスをクリアする入力段の強化と高精度遅延制御の実現
本モディファイはプロ仕様としてあらゆるパフォーマンスに耐えうる性能強化を目指しています。
ギターを選ばない安定した性能と、過酷な使用環境をクリアする耐久性の強化を実施しています。
柔軟性に優れたステージマッチングは入力回路の強化と高精度化が必要不可欠です。
遅延系はステージの屋内外、広さ等あらゆる要素で都度細かく調整する必要のあるエフェクトです。
歪み系などとは異なり、使用環境が変わるごとにセッティングを微調整する必要があります。
そのため、できるだけ入力信号を劣化させずにアウトプットまで送るロスの無い回路設計が必要です。
また、できるかぎり細やかなセッティングにも柔軟に対応できる高精度な遅延制御が必要です。
前途の通り、本機は入力の時点でかなり低~中域性能が削がれる回路設計でした。
これらはデカップリングの見直しとパラメータ調整により、原音に忠実な出力を実現しています。
コンデンサーはケミコンも含めてすべて同一ロットのものから選別して搭載しています。
各コントロールの精度は大幅に向上し、ヴィンテージ機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
文字通り、デジタル高音質での高精度遅延制御です。
アナログライクな温かみを帯びた、超高精度なクリアサウンドを実現しています。
ステージ環境に左右されないハイレベルなステージパフォーマンスを実現しています。
4.バッファーの強化とダブルクリックの防止
電子スイッチ切り替え型につきまとう問題といえばバイパス音の音痩せです。
電子スイッチ=音痩せと勘違いする方が多いようですが実際はバッファーに問題があります。
市販エフェクターの特徴としてバッファーが定数設定通りに機能しないアバウトな箇所が多いです。
バッファー部の部品選定や回路定数がアバウトな場合、音痩せの原因になります。
また、マクソンやアイバニーズの共通の事項ですが、非常にエフェクトの踏み込みの反応が悪いです。
切り替え不具合は一般的にいう接点不良ではなく「ダブルクリック」に分類される症状です。
これはスイッチ自体の問題ではなく、回路上のコンデンサーの精度の低さに起因しています。
電子スイッチ回路にて容量抜けなど回路に予め期待されている定数が変化すると発生します。
電子スイッチ回路はバッファー部の強化によりバイパス音を向上することが可能です。
音質の向上を狙い、小容量箇所もECQ-VとECQ-Pにて構成しました。
バイパス音はほとんどアンプ直と変化ないレベルに改善しました。
むしろ艶が加味されアンプ直よりも味わいのあるバイパス音になります。
また、精度が高く長寿命のコンデンサーで期待された定数を長く保てるように改善しています。
回路定数に従順な機能を見せる電子部品を選定し直しダブルクリックを防止しています。
ライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
5.電源回路の強化
デジタルエフェクトで最も重要なのは電気系統のトラブルを防止することです。
デジタル回路の消費電力や部品消耗の度合いはアナログエフェクターの非ではありません。
消費量が多い分、長期的に使用していけば必ずトラブルが発生するものです。
フェクターはもっとも電源からノイズを拾いやすい特徴があります。
回路設計の変更により解消できるノイズですのでなるべく少なくする必要があります。
無駄なノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能になります。
またICの動作を滞りなく行なうためにも美しい電源の供給が必要となります。
一般的に市販のエフェクターの電源回路の場合、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
電源回路はスペースを最大限に利用して超低ESRの高周波対応ケミコンにて構成しています。
耐圧も当初は6.7Vと限界ギリギリのラインだったため、入力の3倍程度まで向上しています。
パスコンも全てECQ-Vにて構成しました。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる最強トルクを誇る組合せです。
電源のクリーン化により、ICの動作を安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
通常は安定しない屋外使用時でもより美しいモジュレーションを発揮できるようになりました。
電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
6.電源LEDの交換
電源用LEDを高輝度LEDクリアスカイφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
はじめにヴィンテージデバイスにおいてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
加えて本モディファイはプロ仕様としてエリートモディファイを実施しています。
あらゆるライブパフォーマンスやスタジオワーク、過酷な使用条件にも柔軟に対応します。
ラックエフェクターをプロ仕様のハイレベル・ハイセンスな環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
アイバニーズのパワーシリーズよりデジタルディレイをエリートモディファイしました。
パワーシリーズはマスターシリーズの後継機種として86年から販売を開始しました。
正確には後継機種というよりはマイナーチェンジに近く、デザインやコンセプトは世襲しています。
カラーリングは明るいカラーで統一され、30種を凌ぐ数多くの機種がラインナップされました。
DL10は当時高嶺の花であったデジタルデバイスを身近に感じさせてくれたデジタルディレイです。
デジタルエフェクトをより身近に感じさせることをテーマに開発されています。
パワーシリーズのディレイの中では最もシンプルな構成が目を引きます。
ディレイタイムとリピート、そしてディレイレベルの3つのコントロールにてサウンドメイクします。
操作性は群を抜けて簡単で、「2台目のディレイ」としても推奨されました。
ディレイタイムはもっとも実用的な400msまで対応します。
リピートは発振しない範囲で制御可能でドライアウトも搭載しています。
ドライアウトを使用して2台のアンプで奏でるディレイサウンドはクリーンなギターにベストマッチです。
ドライアウトを使用しない場合もディレイレベルの設定で奥行を持たせたサウンドメイクが可能です。
また、リバーブとしても非常にスプリングライクな美しいリフレクトを奏でます。
デジタル特有のクセの少ない性質と、クリアなサウンド傾向を手軽に体感できる1台です。
今回は本機を完全プロ仕様のエリートモディファイを実施しました。
エリートモディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
優秀な回路設計を活かしたまま、さらに音色特性の大幅な向上を狙っています。
当時はまだオーディオグレード品や、小型で音色特性の良いキャパシタが流通していません。
現代の高音質な技術を当時の優秀な回路に搭載することで大幅な音色改善を目指しました。
またコンデンサーの同一ロット選別により各コントロールの精度も大幅に向上しています。
温かみのあるホットトーンと壮麗なクリアサウンドが融合した美しい響きは聞き手も弾き手も魅了します。
研ぎ澄まされた透明感と精密な操作性、優れた耐久性を備えるプロ仕様モディファイをお楽しみ下さい。
技術向上に、楽しいひと時に、衝動的に弾きたくなったとき、そんな時にお供としていただければ幸いです。
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Ibanez DIGITAL DELAY DL10 - Ultra Clean ELITE MODIFY - EF090
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2011年10月22日
MAXON DIGITAL DELAY DD-02 Ultra Clean MOD
☆★商品情報★☆
■ブランド MAXON(日伸音波製作所)
■商 品 名 DIGITAL DELAY ZERO EFFECTOR series
■品 番 DD-02
■状 態 Ultra Clean MOD(オリジナルハイエンドモディファイ品)
★主な仕様★
・電源:DC IN 9V(バッテリー/アダプター)
・D-TIME/D-LEVEL/REPEAT/D-RING
・D-RING:1・8-32msec/2・16-64msec/3・32-128msec/
4・64-256msec/5・128-512msec/6・256-1024msec
・OUTPUT×1/DRY OUT×1/HOLD F.SW.
★メンテナンス概要★
・シャーシを分解し、外部、内部、基盤、接点を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、破損部品は新品へ更新しました。
・オーバーホール実施後に下記方針に基づきハイエンドモディファイを実施しました。
★カスタム方針★
1.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
2.元機種のニュアンスを保ったままでの音質の大幅向上の実現
3.各コントロール精度の向上とピッキングニュアンスの従順化
4.電源回路の強化に伴うデジタルエフェクトのクリーン化
★モディファイに伴う変更点★
1.オーバーホールの実施
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
ジャック等は接点の研磨を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て新品へ更新しました。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.キャパシタの再選定による原音に忠実な音質向上の実現
コデンサーを更新する際にキャパシタを再選定しました。
本機はオールデジタルではなくデジタル+アナログ回路によるハイブリットな構成です。
アナログ回路通過時にデジタル特有の無機質な音質が温かみを帯びた音質へ変換されています。
しかし初期状態の本機のアナログ回路は小型電解アルミ中心の構成です。
アナログ部の基本的な音質は高くないです。
デジタルICを利用した回路設計を活かすにはこのケミコンはなるべく使用しないほうが良いです。
せっかくのアナログ回路も中域がスポイルされ、設計以上の温かみを帯びることができません。
機体スペースが狭く、サイズが限られるのでケミコンは時間をかけて選別しました。
初期搭載の小型電解アルミキャパはコンデンサーの中でも特に音色特性が最悪です。
多少無理してでも交換する必要があります。
限られた機体スペースを最大限まで活かして搭載しています。
メインで使用したケミコンはSANYOハイグレード超低ESR品種の小型タイプです。
ハイエンドPCでも採用される最上級のグレードを採用しています。
100μFクラスでもフィルムコンデンサーとほぼ同等の周波数特性も有しています。
47から100μFまでは上記の超低ESRコンデンサーにて構成しました。
その他1μFはMMTに、4.7~10μFはオーディオグレードと積層型をスペースに合わせて採用しています。
サウンドニュアンスをよりふくよかで芯のあるモジュレーションに昇華させます。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
高音域に余韻が生まれ、倍音成分のきらめきが得られるのはECQ-Vならではです。
中域の音色特性が大きく向上し、足腰のしっかりしたトーンに改善しています。
ディレイでは強く速く利かせれば超速弾きさながらの攻撃的モジュレートに変化します。
リバーブはギターの生音をそのまま反射させたような、非常に透明感のあるリフレクトを実現します。
浅めにかけた際のメカニカルリバーブ特有のクリアで美しい余韻は壮麗です。
ピッキングレスポンスにも極めて従順です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
極めつけにノイズ元になっていたセラコンを大幅に変更したため劇的にノイズが減少しています。
きつめにかけて積極的に使用する際もストレス無くご利用頂けます。
デジタル特有の「薄さ、硬さ」が全く感じられない音の芯の詰まったサウンドをクリエイトします。
コンデンサーはケミコンも含めてすべて同一ロットのものから選別して搭載しています。
各コントロールの精度も大幅に向上し、ヴィンテージ機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
アナログライクな温かみを帯びた、超高精度なクリアサウンドを実現しています。
3.電源回路の強化
デジタルエフェクトで最も重要なのは電気系統のトラブルを防止することです。
デジタル回路の消費電力や部品消耗の度合いはアナログエフェクターの非ではありません。
消費量が多い分、長期的に使用していけば必ずトラブルが発生するものです。
デジタルエフェクターは基本的に電源からノイズを拾いやすい特徴があります。
回路設計の変更により解消できるノイズですのでなるべく少なくする必要があります。
無駄なノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能になります。
またICの動作を滞りなく行なうためにも美しい電源の供給が必要となります。
一般的に市販のエフェクターの電源回路の場合、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでノイズなどのトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
一般的にエフェクターのノイズは電源系の劣化、あるいは元のグレードの低さに起因するものが多いです。
よって電源回路は小スペースに最適なハイグレード品の超低ESR品種にて構成しています。
耐圧も当初は6.7~16Vと限界ギリギリのラインだったため、25V以上に向上しています。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる組合せで選定しています。
以上の電源のクリーン化により、動作をより安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
ノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能となります。
未MOD品と比較して非常にノイズレスでストレスの少ないサウンドを実現しています。
また、電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
結果的によりストレスの少ない「リアルなモジュレーション」を実現しています。
4.電源LEDの交換
電源LEDを高輝度LEDクリアリーフφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
サウンドは未MOD品と比較しても確実に新品を超越したサウンドに仕上げています。
はじめにヴィンテージデバイスにおいてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
エフェクターを高水準な環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
マクソンゼロワンシリーズよりデジタルディレイの傑作、DD-02をモディファイしました。
9シリーズの後に85年から装いを新たにゼロワンシリーズがラインナップされました。
ゼロワンシリーズからはデジタルストンプの機能面の充実が顕著になります。
デジタルICは従来のアナログディレイよりも、よりクリアで繊細なサウンドが得られます。
本機DD-02は小型サイズながら4つのコントロールを搭載しています。
その中でもドライ音とのエフェクトレベルバランスを調整できるD-LEVELの搭載が魅力的です。
D-RINGで遅延を6バンドから選択可能、8~1024msecまで対応とラック並みの性能を誇ります。
小型エフェクターとしては最大ディレイタイム1024msecは驚異的です。
電子スイッチ回路も大型S-1 FETの搭載により、クリックノイズは皆無です。
アウトプットは2系統装備し、通常のアウトプットに加えてドライアウトを装備しています。
2台のアンプでウェット音とドライ音を別々に出力することが可能です。
別売りのフットスイッチを使用するとホールドコントロールが可能となります。
音を細部までこだわって作りこめる機能性の高さはデジタルディレイならではです。
そのような本機をペダルサイズながら性能はラックを超越するものへ昇華するモディファイを実施しました。
モディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
今回は優秀な回路設計を活かしたまま、さらに音色特性の大幅な向上を狙っています。
当時はまだ低ESRコンデンサーなどは開発されていませんでした。
デジタルICを最大限に活かせるケミコンはやはり低ESR品種を置いてほかにありません。
現代の高音質な技術を当時の優秀な回路に搭載することで大幅な音色改善を目指しました。
研ぎ澄まされた透明感と精密な操作性を備えたクリーンディレイサウンドをお楽しみください。
技術向上に、楽しいひと時に、衝動的に弾きたくなったとき、そんな時にお供としていただければ幸いです。
∞∞∞下記をクリックで外部販売サイトへジャンプします∞∞∞
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MAXON DIGITAL DELAY DD-02 Ultra Clean MOD EF084
・電源:DC IN 9V(バッテリー/アダプター)
・D-TIME/D-LEVEL/REPEAT/D-RING
・D-RING:1・8-32msec/2・16-64msec/3・32-128msec/
4・64-256msec/5・128-512msec/6・256-1024msec
・OUTPUT×1/DRY OUT×1/HOLD F.SW.
★メンテナンス概要★
・シャーシを分解し、外部、内部、基盤、接点を洗浄清掃しました。
・ハンダ不良箇所は再ハンダしました。
・オーバーホールを実施し、破損部品は新品へ更新しました。
・オーバーホール実施後に下記方針に基づきハイエンドモディファイを実施しました。
★カスタム方針★
1.内部基板の劣化部品オーバーホールに伴うハイエンド化
2.元機種のニュアンスを保ったままでの音質の大幅向上の実現
3.各コントロール精度の向上とピッキングニュアンスの従順化
4.電源回路の強化に伴うデジタルエフェクトのクリーン化
★モディファイに伴う変更点★
1.オーバーホールの実施
各部詳細な検査を実施、不良箇所は交換、調整を行ないました。
ジャック等は接点の研磨を行ないました。
交換部品数、改良箇所、定数変更、合わせて変更箇所数十箇所におよぶ部品交換を実施しています。
生産年数を考慮して定数変更の実施を行なわない箇所も劣化部品は全て新品へ更新しました。
モディファイ前の段階で不具合が一切無い状態に戻した上で下記調整を行なっています。
2.キャパシタの再選定による原音に忠実な音質向上の実現
コデンサーを更新する際にキャパシタを再選定しました。
本機はオールデジタルではなくデジタル+アナログ回路によるハイブリットな構成です。
アナログ回路通過時にデジタル特有の無機質な音質が温かみを帯びた音質へ変換されています。
しかし初期状態の本機のアナログ回路は小型電解アルミ中心の構成です。
アナログ部の基本的な音質は高くないです。
デジタルICを利用した回路設計を活かすにはこのケミコンはなるべく使用しないほうが良いです。
せっかくのアナログ回路も中域がスポイルされ、設計以上の温かみを帯びることができません。
機体スペースが狭く、サイズが限られるのでケミコンは時間をかけて選別しました。
初期搭載の小型電解アルミキャパはコンデンサーの中でも特に音色特性が最悪です。
多少無理してでも交換する必要があります。
限られた機体スペースを最大限まで活かして搭載しています。
メインで使用したケミコンはSANYOハイグレード超低ESR品種の小型タイプです。
ハイエンドPCでも採用される最上級のグレードを採用しています。
100μFクラスでもフィルムコンデンサーとほぼ同等の周波数特性も有しています。
47から100μFまでは上記の超低ESRコンデンサーにて構成しました。
その他1μFはMMTに、4.7~10μFはオーディオグレードと積層型をスペースに合わせて採用しています。
サウンドニュアンスをよりふくよかで芯のあるモジュレーションに昇華させます。
特にピッキング後の余韻のニュアンスに艶が加味され大きな広がりを見せます。
高音域に余韻が生まれ、倍音成分のきらめきが得られるのはECQ-Vならではです。
中域の音色特性が大きく向上し、足腰のしっかりしたトーンに改善しています。
ディレイでは強く速く利かせれば超速弾きさながらの攻撃的モジュレートに変化します。
リバーブはギターの生音をそのまま反射させたような、非常に透明感のあるリフレクトを実現します。
浅めにかけた際のメカニカルリバーブ特有のクリアで美しい余韻は壮麗です。
ピッキングレスポンスにも極めて従順です。
指先のピッキングニュアンス自体がエフェクターのポットのように強弱に上手く反応します。
極めつけにノイズ元になっていたセラコンを大幅に変更したため劇的にノイズが減少しています。
きつめにかけて積極的に使用する際もストレス無くご利用頂けます。
デジタル特有の「薄さ、硬さ」が全く感じられない音の芯の詰まったサウンドをクリエイトします。
コンデンサーはケミコンも含めてすべて同一ロットのものから選別して搭載しています。
各コントロールの精度も大幅に向上し、ヴィンテージ機特有の音色のムラもなくなりました。
「同じセッティングなのに日によって微妙に音が違う」ということもありません。
アナログライクな温かみを帯びた、超高精度なクリアサウンドを実現しています。
3.電源回路の強化
デジタルエフェクトで最も重要なのは電気系統のトラブルを防止することです。
デジタル回路の消費電力や部品消耗の度合いはアナログエフェクターの非ではありません。
消費量が多い分、長期的に使用していけば必ずトラブルが発生するものです。
デジタルエフェクターは基本的に電源からノイズを拾いやすい特徴があります。
回路設計の変更により解消できるノイズですのでなるべく少なくする必要があります。
無駄なノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能になります。
またICの動作を滞りなく行なうためにも美しい電源の供給が必要となります。
一般的に市販のエフェクターの電源回路の場合、汎用ケミコンが使用されています。
精度やノイズ特製に劣る汎用ケミコンは電流に「濁り」を生みます。
「濁り」は回路の流れのなかでノイズなどのトラブルの元となり、全体的な音質低下を招きます。
一般的にエフェクターのノイズは電源系の劣化、あるいは元のグレードの低さに起因するものが多いです。
よって電源回路は小スペースに最適なハイグレード品の超低ESR品種にて構成しています。
耐圧も当初は6.7~16Vと限界ギリギリのラインだったため、25V以上に向上しています。
この機体スペースでは最も美しい電気の流れと耐久性を発揮できる組合せで選定しています。
以上の電源のクリーン化により、動作をより安定させ、最大限の性能を引き出せる状態にしています。
ノイズが減ることでギターの音そのものを効率よく加工することが可能となります。
未MOD品と比較して非常にノイズレスでストレスの少ないサウンドを実現しています。
また、電源環境が安定しないライブなどでのトラブルを未然に防ぎ、長く安定してご利用頂けます。
結果的によりストレスの少ない「リアルなモジュレーション」を実現しています。
4.電源LEDの交換
電源LEDを高輝度LEDクリアリーフφ3mmに変更しました。
☆★商品説明★☆
サウンドは未MOD品と比較しても確実に新品を超越したサウンドに仕上げています。
はじめにヴィンテージデバイスにおいてオーバーホール品がいかに優れているか、という点を簡単に説明すると、
・分解時に劣化箇所を修正できるだけでなく、より良い性能を発揮できる改善策がとれる
・付随して、これから発生しうる故障の予防策をとることができる
・工場出荷時のコンデンサーの選定ミスを修正できる
・当時の劣化部品から性能の優れた部品へ新規換装することで音色、寿命あらゆる面で有利になる
・OH実施により音の密度が膨れ、トーン精度が新品同等、あるいはそれ以上にまで改善できる
などの優れた利点を多くもっています。
さらに加えてハイエンドモディファイを実施することにより
・換装部品を高いレベルで選定し、回路設計以上の出音性能を発揮させることができる
・耐圧や温度保障の強化で新品以上の長寿命化を確実に実現できる
・定数変更や回路や機能の増設により機能・利便性ともに大幅な改善が見込める
・生産当時はまだ開発されていなかった新規格の部品換装による基本性能の底上げが可能
といった一般的なオーバーホール以上の効果を確実に実現できます。
エフェクターを高水準な環境で使用したい方はぜひ御覧下さい。
ちなみにモディファイは一般的なオーバーホールとは大きく異なります。
劣化により50%に低下した性能を100%近くに戻すのがオーバーホールです。
MODは10で100%という定義を9で100%、あるいは12で100%と設計を変更しサウンド特性を変更します。
加えて機能の増設を行なうなど、根本的に初期状態とは異なる回路設計に仕上がります。
機体性能と回路設計に忠実な改善を行なうかどうかがオーバーホール品とMOD品の相違点です。
これらは合わせて実施することで飛躍的な性能改善が見込めます。
マクソンゼロワンシリーズよりデジタルディレイの傑作、DD-02をモディファイしました。
9シリーズの後に85年から装いを新たにゼロワンシリーズがラインナップされました。
ゼロワンシリーズからはデジタルストンプの機能面の充実が顕著になります。
デジタルICは従来のアナログディレイよりも、よりクリアで繊細なサウンドが得られます。
本機DD-02は小型サイズながら4つのコントロールを搭載しています。
その中でもドライ音とのエフェクトレベルバランスを調整できるD-LEVELの搭載が魅力的です。
D-RINGで遅延を6バンドから選択可能、8~1024msecまで対応とラック並みの性能を誇ります。
小型エフェクターとしては最大ディレイタイム1024msecは驚異的です。
電子スイッチ回路も大型S-1 FETの搭載により、クリックノイズは皆無です。
アウトプットは2系統装備し、通常のアウトプットに加えてドライアウトを装備しています。
2台のアンプでウェット音とドライ音を別々に出力することが可能です。
別売りのフットスイッチを使用するとホールドコントロールが可能となります。
音を細部までこだわって作りこめる機能性の高さはデジタルディレイならではです。
そのような本機をペダルサイズながら性能はラックを超越するものへ昇華するモディファイを実施しました。
モディファイについての詳しい説明は上記記載事項をご確認下さい。
今回は優秀な回路設計を活かしたまま、さらに音色特性の大幅な向上を狙っています。
当時はまだ低ESRコンデンサーなどは開発されていませんでした。
デジタルICを最大限に活かせるケミコンはやはり低ESR品種を置いてほかにありません。
現代の高音質な技術を当時の優秀な回路に搭載することで大幅な音色改善を目指しました。
研ぎ澄まされた透明感と精密な操作性を備えたクリーンディレイサウンドをお楽しみください。
技術向上に、楽しいひと時に、衝動的に弾きたくなったとき、そんな時にお供としていただければ幸いです。
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